会社は沈黙したまま!潔く団交を受けろ!(デリカフーズ分会通信66号)

■「北浦一郎」って誰や! なんで会社が出てこないんだ!

     4/6付 命令書
申立人  北部ユニオン 萬野
被申立人 デリカフーズ株式会社
合議した結果、次のとおり命令する。
        主文
1 団体交渉に質問に対する事前回答 および組合員名簿の提出を求める ことなく、応じなければならない。
2 下記の文書を手交しなければなら ない。「不当労働行為であると認 められました。今後このような行 為を繰り返さないように致します。」

5/2付 デリカフーズ代理人 弁護士法人トラスト&サービス弁護士 北浦一郎名の「申入れに対する回答」
●当社より委任を受けた代理人として通知します
●(当社の委任事項)4/6付命令書の判断事項を除く、団交事項について、貴組合との団交、それらに付随する連絡事務などを含む一切の事項について
●(限定される理由)命令書の判断に関し、当社は中央労働委に不服申立てしている。中労委の判断が出るまで、当社より不服申立て手続きを受任していない当職は、命令書に関する見解を述べる立場にはない。
●命令書判断事項を除き、労働条件や労働環境等に関する個別具体的な交渉事項を書面で教示して頂きたい。

★不服ならば命令に従わなくていいのか!
■一昨年秋以来の大阪府労働委員会では労使ともに議論を尽くして結論が出た。 「会社のやったことは不当労働行為だ。団交に応じなければならない。」ー一目瞭然ではないか。会社は負けたのだ。
 にもかかわらず。会社は一ヶ月近く沈黙したうえで、右文書が届いた。それも全く知らない発信者名で。
■会社には常識も遵法精神もない。本来ならば「申し訳なかった。これからちゃんとします」となるだろう。ところが、そんなものは全くない。いきなり北浦弁護士が登場して「会社から一任された」という。しかし、考えても見よ。争ってきたのは労使だ。なぜ、会社として謝罪なり、見解なりを出すことができないのか。まして、今後の連絡も含めて、会社はタッチしないなんてことはありえない。これこそ労働組合無視である。
■会社は労働委員会の命令に打ちのめされた。しかし、それを認めたくない。そこで、これまでやってきた回答書も出さず、弁護士に一任したということだ。なんと無責任なことか。経営責任や人を雇っている責任は弁護士では果たせない。
■北浦文書について
①一切と言いながら、命令書の判断事項を排除している。考えてもみよ。「労使の交渉」をするにあたって、労働委員会の命令を無視していいわけがない。②「不服申立て手続きを受任してないから命令書に関する見解を述べる立場にはない」ー ならば、なぜこんな文書を送りつけてくるんだ。「その立場にない」のだったら、交渉の相手になる資格もないはずだ。労働組合は、こんなものに縛られない。労働委命令に踏まえて、団交をやり、職場改善にまい進するのみである。ガンバロー。コロナを理由にした解雇や勤務調整を許さず闘おう。





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